Notes カレンダーから会議室予約をしようとしたところ、以下のようなメッセージが表示されてしまい予約ができません。
「指定したリソースは、希望する時間では使用できません。他の時間を指定してください。」
「以下の会議室/リソースは、使用できないか、または制限されています:RoomA/Domain。
別の会議室/リソースを選択してこの招集を送信してください。」
予約ができない会議室には、「予約可能時間の設定」や「」などの制限はつけておらず、
ダブルブッキングしているわけでもなさそうです。
会議室/リソースを予約できるようにする方法を教えてください。
上記メッセージが出る場合、会議室予約データベース内の処理が進んでいないことや、
空き時間情報データベース内の情報が不整合を起こしていることなどが原因として考えられます。
そのため、まずサーバーコンソールから下記コマンドの実行をお試しいただき、事象が解消するかご確認ください。
◆メンテナンスタスクの実行
1)Domino Administratorを開く
2)[サーバー] - [ステータス] タブを開く
3)左部メニューより [サーバーコンソール] を選択
4)右上 [ライブ] ボタンを押下し、サーバーコンソールへ接続
※[停止] ボタンが表示されている場合は接続済みのため[ライブ]押下不要です。
5)下部コマンド入力エリアより、以下のメンテナンスタスクを順に実行
- drop all
- dbcache flush
- tell RnRmgr validate RoomName/SiteName
- tell RnRmgr check RoomName/SiteName
※ RoomName/Siteには、該当の会議室名とサイト名をご入力ください。
6)サーバー上のDominoディレクトリ(names.nsf)を開き、[Ctrl]+[Shift]+[F9] (ビューの再構築)を実行
<コマンド補足>
- drop all:一時的にユーザのセッションを切断するコマンドです。
ユーザは自動的にサーバーへのセッションを張りなおしますので、ユーザへの影響は特にございません。 - dbcache flush:サーバで開かれているデータベースキャッシュをクリアするコマンドです。
システムがデータベースを掴んでいる場合メンテナンスコマンドを実施できないため、
このコマンドでキャッシュを削除します。 - tell RnRmgr validate:会議室予約DBに作成された予約文書のうち、処理が進んでいない予約を完了させるコマンドです。
- tell RnRmgr check:空き時間情報DBの会議室文書内に登録された予約時間と、
会議室予約DBに作成された予約文書の時間を比較し、整合性が取れていない予約を更新するコマンドです。
上記の対応を行っても事象が改善されない場合は、以下の情報とともにCom-PASS Plusサポートまでお問合せください。
1. サーバー上の 空き時間情報DB(busytime.nsf)にて、該当の会議室名が表示されているか
2. 予約を取ろうとした日時
3. 予約が取れない会議室/リソースについて、同日時のキャンセル等の操作を行ったかどうか