Control Roomに表示されているダッシュボートの機能について教えてほしい。
ダッシュボード機能の概要及び説明は以下の通りです。
■概要
アクティブ ユーザー、登録済み Client、失敗したタスク、アプリケーション、Bot、Bot のスケジュール、ワークフロー、キュー、およびデバイス全体のステータス (メモリ、CPU、HDD の使用率) に関する情報を動的にグラフィカルに表示することができる。
以下、ホーム、Bot、デバイス、監査、ワークロード、Insightの6つのタブから構成される。
■ホーム
アクティブ ユーザーの数、今後 7 日間にスケジュール設定済みの Bot の数、Bot の速度、Bot Runner マシンの稼働率などの情報を提供するウィジェットを表示する
※[ダッシュボードを表示] 権限を持つユーザーが、アクセス権限を持つデータについて表示できる。
・ホーム ユーザー:Enterprise Control Room のアクティブ ユーザーの合計数に関する情報が表示される。
・Bot の実行ステータス:過去 7 日間の Bot のステータスに関する情報が表示される。
・Bot の合計スケジュール数:今後 7 日間にスケジュール設定されている Bot の合計数に関する情報が表示される。
・合計キュー数:アクティブなキューの合計数に関する情報が表示される。
・Bot の速度:ビルドされてアップロードされた Bot の傾向に関する情報が Enterprise Control Room に表示される。
・稼働率:さまざまなデバイス間での Bot の分布に関する情報が表示される。
■Bot
導入済みのBotの情報を提供するウィジェットを表示する。
※[マイBotを表示]と[スケジュール設定済みBotを表示]権限を持つユーザーが表示できる。
・Bot ハートビート:各Bot の失敗スコアが表示あれる。失敗スコアは、Bot 実行時のリソース使用率。以下の計算式で導出される。
失敗スコア = 0.3*(28 * ln(max(cpu) + 1) - 43) + 0.5*(33 * ln(max(memory) + 1) - 53) + 0.2*(25 * ln(max(hdd) + 1) - 43)
(ln → e を底とする対数)
・MVP Bot:Botの最大処理時間および実行回数が表示される。
・Bot のステータス:実行されたBotのステータス情報(STOPPED, COMPLETED, DEPLOYEDなど)が表示される。
・主な障害理由:展開済みのBotで発生したエラー情報が表示される。エラーはグループに分類され、各グループのエラー数が表示される。
・今後のスケジュール:実行スケジュール設定済みのすべてのBotに関する情報が表示される。
■デバイス
Bot が実行されているマシンのリソース使用率に関する情報を提供するウィジェットを表示する
※[ダッシュボードを表示] 権限を持つユーザーが表示できる。
・CPU使用率:特定の期間にCPUの使用率のしきい値を超えたデバイスの数が表示される。
・メモリ使用率:特定の期間にメモリの使用率のしきい値を超えたデバイスの数が表示される。
・HDD 使用率:特定の期間にハードディスク空き容量のしきい値を超えたデバイスが表示される。
・今後のデバイス使用率:自動化の実行がスケジュールされているデバイスの数が表示される。
・エラー分析:特定の期間中に最も障害の多かったデバイスが表示される。
・Botデバイス利用:Bot使用率の棒グラフと、ピボットテーブルとして以下の情報が表示される。
Bot名、ホスト名、開始日、終了日、期間 (時間単位と分単位)、アクティビティのステータス
■監査
コントロールルームで実行されるイベントに関する情報を提供するウィジェットを表示する
※[全員の監査ログ アクションを表示] 権限を持つユーザーが表示できる。
・アクティビティ種類別のイベント分布:特定の期間内に実行されたアクティビティがアクションタイプ別に分類され、表示される。アクションタイプは[監査ログ] ページの [アクションタイプ] 列に基づく。
・ホスト マシン タイプ別のアクティビティ監査証跡:特定の期間内に実行されたアクティビティがソース別に分類され、表示される。ソースは[監査ログ] ページの [ソース] 列に基づく。
・ユーザー名別のアクティビティ監査証跡:特定の期間内に実行されたアクティビティがユーザー別に分類され、表示される。
・ユーザー名別の失敗アクティビティログ:特定の期間内に実行された、ユーザーの失敗したアクティビティが表示される。
■ワークロード
デバイス プール、キュー、作業項目のステータスに関する情報を提供するウィジェットを表示する。
以下、エグゼクティブ ダッシュボードおよびオペレーション マネージャーのダッシュボーの2つのタブから構成される。
※[ダッシュボードを表示] 権限を持つユーザーが表示できる。
-エグゼクティブ ダッシュボード
キューの進捗状況を監視できる。
※自分が所有者またはコンシューマーであるキューが対象
・バックログによるデバイス プール:デバイスプールのバックログ(要処理作業量)が表示される。バックログは、デバイスプールにあるすべてのオートメーションタスクの既存の作業項目を完了する所要時間数で計測される。
→デバイスプールのサイズ調整、オートメーションタスクの並べ替えが可能
・完了までの時間別キュー:完了までの時間順に並べ替えられたキューの一覧が表示される。完了までの時間は、既存の作業項目を完了する所要時間数で計測される。
→オートメーションタスクの一時停止や優先順位の変更が可能
・キューのステータス:過去 7 日間に処理されたキューが表示される。また、各キューの作業項目のステータスが表示される。
・平均処理時間のキュー:過去 7 日間に処理されたキューの平均処理時間が表示される。キューのリストは、作業項目の平均処理時間と 1 日の平均との比較に基づく。
-オペレーション マネージャーのダッシュボード
キューを監視できる
※自分が所有者、コンシューマー、または参加者であるキューが対象
・FTE 別のデバイス プール:プールがフルタイム当量 (FTE) の降順で表示される。
→同じ作業項目を処理するために必要な手作業の量を基準に各プールを評価できる。
・エラー率が減っているプール:エラー率が減っているプールが表示される。エラー率は、エラーのある作業項目の数をそのプールで処理された作業項目の数で割って算出される。
→注意が必要なプールを特定できる。
・バックログによるデバイス プール:デバイスプールのバックログ(要処理作業量)が表示される。バックログは、デバイスプールにあるすべてのオートメーションタスクの既存の作業項目を完了する所要時間数で計測される。
→デバイスプールのサイズ調整、オートメーションタスクの並べ替えが可能
・キューおよび平均待ち時間:過去 7 日間に処理されたキューのリストが平均待ち時間とともに表示される。待ち時間は、オートメーションの開始または再開時刻から処理開始時刻を差し引いて計算される。
→ビジネス ニーズに応じて優先度を上げたりプール サイズを増やしたりするかどうかを判断できる
・エラー率が減っているキュー:エラー率が減っているキューのリストが表示される。このエラー率は、エラーのある作業項目の数をそのプールで処理された作業項目の数で割って算出されます。
→注意が必要なキューの識別に役立つ。
■Insight
導入済みの Bot およびマシンの健全性とパフォーマンスを表示するオペレーショナルアナリティクスと、ビジネスデータを項目ごとに収集分析し表示するビジネスアナリティクスから構成される。
※AAE_Bot Insight Admin、AAE_Bot Insight Consumer、またはAAE_Bot Insight Expertの権限を持つ、ユーザーまたはBot Creatorが表示できる。
※[Bot Insight - ビジネス アナリティクス]ライセンスが必要
■ドキュメント
・ダッシュボードの概要
・ダッシュボード - ホーム
・ダッシュボード - Bot
・ダッシュボード - デバイス
・ダッシュボード - 監査
・ダッシュボード - ワークロード
・ダッシュボード - Insight