有効期限切れとなったユーザーIDの再認証方法

Notesクライアントにログインすると、以下のようなエラーが表示されます。
Notesは起動できますが、サーバー上のデータベースにはアクセスできません。    
    「エラー:認証の有効期限が過ぎています。」
このエラーは何ですか?対処法を教えてください。

このエラーは、該当のユーザーIDファイルの有効期限が切れていることを示しています。        
以下の手順に沿って当該のIDファイルを再認証し、エラー表示が解消されるかをご確認ください。        
なお、事象が発生しているユーザーIDが管理者ユーザーのIDであるか、一般ユーザーのIDであるかによって
再認証手順が変わりますのでご注意ください。        
        
◆管理者ユーザーIDの場合        
サーバーを管理する権限を持つ ID ファイルがエラーが発生しているファイル以外に存在しない場合、        
こちらの手順に従って、管理者ユーザーのIDファイルを再認証してください。        
        
1)管理ユーザーの ID ファイル (例:admin.id) のコピーを作成(バックアップの取得)        
2)Domino Administrator クライアントを起動        
3)[ファイル] - [サーバーを開く] で "Local" を指定して開く        
4)[設定」タブに移動        
5)[ツール] を展開して [認証] - [認証...] を選択        
6)[認証者の選択] 画面が表示される        
7)[サーバー] が "Local" になっていることを確認        
8)[認証者 ID とパスワードを指定] で組織認証者 ID (cert.id) を選択        
9)cert.id のパスワードを入力        
10)「認証者 ID の更新でエラーが発生しました - エントリが索引に見つかりません」 というエラーが発生するが、[はい] を選択
11)[認証するIDの選択] ダイアログボックスで、手順1)でコピーした admin.id を選択        
12)「ディレクトリエントリへのアクセスエラー - エントリが索引に見つかりません」 というエラーが発生するが、[はい] を選択
13)[有効期限] で新しい有効期限を設定(例: 2100/12/31)        
14)[認証] を押下        
15)「現在の認証で続けて認証しますか」 で "いいえ" を選択        
16)[ファイル] - [セキュリティ] - [ID の切り替え] を選択        
17)[切り替えるユーザー ID の選択] ダイアログボックスで、手順1)でコピーした admin.id (再認証したIDファイル)を選択        
18)パスワードを入力して、Domino サーバーにアクセスできることを確認        
        
◆一般ユーザーIDの場合        
事象が発生しているユーザー様からIDファイルとパスワードを共有頂いた後、        
下記手順に従い、管理者ユーザー様が再認証作業をご実施ください。        
        
▼管理者側の作業
0)事象発生ユーザーより、IDファイルとパスワードを受領        
1)該当するユーザー IDファイルを取得したら、管理者は Domino Administrator クライアントを起動        
2)[設定] タブを開き、右側のペインにある [認証] を展開し、[認証] を選択        
3)[認証する認証者 ID の選択] ダイアログボックスから、組織認証者または組織単位認証者
   (最初にこのユーザー ID の認証に使用したもの) を選択(例 Cert.ID など)        
4)3)で選択した認証者 ID のパスワードを入力        
5)[認証する ID の選択] ダイアログボックスから、再認証するユーザー ID (事象発生ユーザーのID)を選択        
6)再認証するユーザー ID のパスワードを入力(ユーザーより事前に共有いただいたパスワードを入力)        
7)(必要であれば) [ID の認証] ダイアログボックスで、登録サーバー、認証者の有効期限、
  パスワード長を必要に応じて設定または変更        
8)[認証] をクリック        
9)[ステータス] ウィンドウに、以下のメッセージが表示されることを確認        
        
    「ユーザー名/組織のアドレス帳エントリを更新します」
    「ユーザー名/組織の登録のためのアドレス帳の更新が完了しました。」
    「ユーザー名/組織を認証しました。」

        
10)[現在の認証で続けて認証しますか] ダイアログボックスが表示されたら、”いいえ” を選択        
11)再認証された ID ファイルをユーザーに送付        
        

▼ユーザー側の作業        
12)管理者から受け取った新しいIDファイル(再認証済)と旧IDファイルを差し替える        
      ※元々IDファイルが配置されていたフォルダから旧IDファイルを退避してください。    
13)新しいIDファイルでNotesクライアントを立ち上げて、ログインできるか確認        
        
        
◆参照元URL        
上記内容について、詳しくは下記HCL社提供の公開ページをご覧ください。        
        
1. 管理者の ID ファイルの有効期限が切れた場合の回復手順について
2. (参考)期限切れ ID を手動で再認証する方法