Dominoサーバー クラッシュ/ハングアップ/パフォーマンスダウン発生時の対応
Domino サーバーが急に停止しました(クラッシュ)。
Dominoサーバが応答しません(ハングアップ)。
Dominoサーバーからの応答が極端に遅いです(パフォーマンスダウン)。
調査をお願いしたいのですが、取得すべき情報は何ですか?
お問い合わせいただいた時点では、多くの場合すでにDominoサーバーの再起動等によって事象が解決していると思います。
その場合は、取得できる限りで結構ですので、以下の情報をまずはお送りください。
事象継続中であり早急にサーバー復旧が必要な場合は、ページ末尾の「参照元URL」に記載の各ページ 「確認事項」項目を参考に復旧を行ってください。
◆Dominoサーバーがクラッシュ(異常停止)した場合
1. 基本情報
1)Notes クライアントのバージョン情報
Notesクライアントの[ヘルプ] - [IBM Notes について] から確認できます。
2)Dominoサーバーのバージョン情報(FPやHotfix含む)
サーバー起動時に表示されるバージョン情報、またはDomino Administratorのサーバーコンソールで
「Show Server」コマンドを実行して確認できます。
3)OS の種類とバージョン
例)Windows10 21H1 (OSビルド xxxxxxxxx)
4)Domino サーバーの主な使用用途
例)バックアップサーバー、メールサーバー等
5)障害の発生日時・発生頻度
6)再現性の有無
7)障害発生前に行った運用形態や設定の変更はあるか
2. NSD ログファイル
通常、Data ディレクトリ配下の[IBM_TECHNICAL_SUPPORT]フォルダ直下に出力されています。
事象発生日時(+発生日時前後)のログを取得してください。
フォルダパス 例)D:\HCL\Domino\Data\IBM_TECHNICAL_SUPPORT
※Version9以前の場合は、D:¥IBM…フォルダであることが多いです。
ファイル名 例) nsd_COM_CPSRV01_2021_10_13@15_14_35.log
3. Domino コンソールログ
通常、Data ディレクトリ配下の[IBM_TECHNICAL_SUPPORT]フォルダ直下に出力されています。
事象発生日時(+発生日時前後)のログを取得してください。
フォルダパス 例)D:\HCL\Domino\Data\IBM_TECHNICAL_SUPPORT
※Version9以前の場合は、D:¥IBM…フォルダであることが多いです。
ファイル名 例)console_COM_CPSRV01_2021_10_13@14_34_26.log
4. LOG.NSF (※サーバーコンソールログを出力していない場合)
Data ディレクトリ直下の「 log.nsf 」を取得してください。
5. Domino ディレクトリの設定関連文書
例)サーバー文書
サーバー設定文書
6. 統計レポートデータベース ※ 統計情報を取得している場合のみ
Data ディレクトリ直下の「 STATREP.NSF 」を取得してください。
◆Dominoサーバーがハングアップ または パフォーマンスダウンした場合
1. Domino コンソールログ
通常、Data ディレクトリ配下の[IBM_TECHNICAL_SUPPORT]フォルダ直下に出力されています。
事象発生日時(+発生日時前後)のログを取得してください。
フォルダパス 例)D:\HCL\Domino\Data\IBM_TECHNICAL_SUPPORT
※Version9以前の場合は、D:¥IBM…フォルダであることが多いです。
ファイル名 例)console_COM_CPSRV01_2021_10_13@14_34_26.log
2. NSD ログファイル
通常、Data ディレクトリ配下の[IBM_TECHNICAL_SUPPORT]フォルダ直下に出力されています。
事象発生日時(+発生日時前後)のログを取得してください。
フォルダパス 例)D:\HCL\Domino\Data\IBM_TECHNICAL_SUPPORT
※Version9以前の場合は、D:¥IBM…フォルダであることが多いです。
ファイル名 例) nsd_COM_CPSRV01_2021_10_13@15_14_35.log
※ クラッシュ時以外、NSDログは自動では出力されません。事象発生中に手動でNSDを実行して出力させる必要があります。
NSDログを確認できない場合は原因究明が困難となりますので、事象再発を待ち、次回発生時に必ず出力してください。
3. セマフォログ (SEMDEBUG.TXT) ※ 出力されている場合のみ
通常、Data ディレクトリ配下の[IBM_TECHNICAL_SUPPORT]フォルダ直下に出力されています。
フォルダパス 例)D:\HCL\Domino\Data\IBM_TECHNICAL_SUPPORT
※Version9以前の場合は、D:¥IBM…フォルダであることが多いです。
ファイル名 例)SEMDEBUG_COMPASS01_2020_12_24@09_50_12
4. 統計レポートデータベース ※ 統計情報を取得している場合のみ
Data ディレクトリ直下の「 STATREP.NSF 」を取得してください。
※パフォーマンスダウンの場合は、以下の情報もご送付ください。
5. 基本情報
1)Notes クライアントのバージョン情報
Notesクライアントの[ヘルプ] - [IBM Notes について] から確認できます。
2)Dominoサーバーのバージョン情報(FPやHotfix含む)
サーバー起動時に表示されるバージョン情報、またはDomino Administratorのサーバーコンソールで
「Show Server」コマンドを実行して確認できます。
3)OS の種類とバージョン
例)Windows10 21H1 (OSビルド xxxxxxxxx)
4)Domino サーバーの主な使用用途
例)バックアップサーバー、メールサーバー等
5)障害の発生日時・発生頻度
6)再現性の有無
7)障害発生前に行った運用形態や設定の変更はあるか
6. 障害が発生したオペレーション
パフォーマンスダウン時の操作や使用していたデータベース名を分かる範囲でご教示ください。
7. 障害が発生するマシンに導入されている他のプログラム
例) バックアップソフト、ウイルスバスター
その他のサードパーティプログラム 等
8. 障害原因のデータベース (NSF ファイル) ※ 特定できている場合のみ
9. (Windows 系 OS の場合) タスクマネージャーの [プロセス] タブの画面キャプチャ
(UNIX 系 OS の場合) ps aux コマンドなどの CPU 使用率
※事象発生中に画面キャプチャを取得してください。
◆参照元URL
上記内容について、詳しくは下記HCL社提供の公開ページをご覧ください。
1. 問題判別ガイド:Domino サーバークラッシュのトラブルシューティング
2. 問題判別ガイド:Domino サーバーパフォーマンスダウンのトラブルシューティング
3. 問題判別ガイド:Domino サーバーハングアップのトラブルシューティング